日記 【資本論】に触れてみて感じたこと
こんにちは、就職活動30連敗くらいのひととき(hittkid_jj)です。
先日、カール・マルクスというロシア人の経済学者が執筆した「資本論」というものに触れる機会がありました。
資本論を唱えた彼本人はどうしようもない男であり、さらに「共産主義」の思想を作り上げた男だそうで。
ここだけ読んでいると、絶賛求職活動中無職4年目の僕が社会への怨憎から赤い思想に傾倒して左向きに足を進めてしまっているようにしか思えませんが、別にそういうつもりは全くありません。
この理論においてより重要なポイントは「資本主義社会における投資家と労働者の関係やその構造」について解説していることです。
かみ砕いた解説や専門用語への注釈をすることが今回の記事の目的ではありませんので、気になる方は個人で購読するなり、ニュートラルな立場で解説されている動画などをご覧ください。
(僕が閲覧してわかりやすかった動画のリンク↓)
マルクスの資本論を誰でもわかるように解説!【経済】 - YouTube
【そもそもなんでこんな記事書くの?】
僕は16歳で高校生になるときに、発明家や専門家・技術者という存在にあこがれて高等専門学校とかいう🌼頭のおかしい人🌼ばっかり集まる隔離施設に進学してしまったんですね。
5年生の学校なんですが、入学してから留年せずにいれば当然のことですが(当然にならない人も結構います)4年目くらいから就職や進学への懸念が頭の片隅について回ることになります。
入ったころから頭がお花畑な僕でしたが、高専で学業を修めて社会に出れば
凄い発明家とかにはなれなくても技術者や専門家として活躍できるだろう…
な~んて思ってしまっていたのでした。
そして
就職活動をして実際に働いていくうちに、この能天気なオタクは現実に打ちのめされていくわけです。
【企業とは】
結論からいえば、企業とは前にしか進むことのできない乗り物です。
資本論の中でも解説されるように
労働力を買って剰余利益を生み出し、さらなる自己投資で競争力の向上を図ることで生存競争に打ち勝っていきます。
この過程で、より剰余利益を生み出すために必要なのが
・分業による効率化
など
分かりやすい例ならば、特許などがあげられるでしょうか。
実際に数億円の利益を生む特許を企業に属する個人が開発したとしても、ほとんどの場合その報酬は企業が享受することになり、開発した個人への還元は微々たるものです。
また世の中便利になればいいじゃないか、と思うかもしれませんが
企業からすれば従業員が生活するのに必要なコストが減る分、剰余価値の割合が増えるのでおいしい、とも解説されています。
それに、特許を開発できるほどの環境を提供してもらっているんだから甘えたこと言ってるんじゃないよって思いますよね?実際僕も割り切る必要があるものだと考えていましたから。
でも考えてみれば、特許を作っても世間的に評価を受けるのは実際には企業ですし、
それを用いた製品で世の中が改善されたとしても評価されるのは企業です。
あなたが作ったはずなのに、「名もなき誰かがどこかで作ったあの企業のもの」として流通していくわけです。
実際には個人の商人欲求を満たすことができるかどうか、ということは問題の本質ではありません。
利益を生み出すための過度な分業や効率化によって「個人の人格が隷属化されている」ことこそが問題なのです。
(動画内では包摂に対する解説の部分)
つまり、労働の中で僕のアイデンティティや人格、個性が全く評価されないことに
かなりの不愉快さを感じていたのです。
またこれらを促すために、企業は
政治(献金)
メディア(スポンサー)
教育(有力者たちによって方針が決まる)
を金銭で実質的な支配をしていると来たら、太刀打ちしようなんて考えたくもないですしね
【まとめ】
資本論についてチラシの裏に書くような殴り書きで大雑把に触れてきました。
ここまでの内容で、僕は資本主義社会に対して怒りがあるだとか
理不尽な構造を変えるために革命を起こそう!なんてことは全く考えていません。
(実際にそういった極端なイデオロギーを持つ国家の崩壊などもありますからね)
実際に必要なのは、自分が置かれている立場にあってこういった正反対の視点がある
ことに触れた時にどうやってバランスを確保するかだと思います。
具体的には、必要な費用を企業で稼ぎ必要な勉強をして
真の意味での独立を手に入れることを目標に生きていく
なんてくらいがちょうどいい落としどころだと思います。
今日一日色々考えてたけど
— ひととき (@hittkid_JJ) April 22, 2023
自分の工房みたいなの持ちたいなぁ
あの求人をみて絶望していた高専時代、新卒で入った会社で虚しさと戦っていた日々も
今にして思えば無駄ではなかったのだなぁ、と思いました。
再び心を躍らせて筆をとれる日が来るなんて夢にも思いませんでしたからね。(約10年)
こんなことがある度に「スティール・ボール・ラン」を思い出します
3部や4部までは宿命って感じですが、7部のこの「運命」っていう
感じが堪りませんね ジョジョの中で一番好きだと思います。
同意してくれる人が居たことはないですけどネ
以上。